優しさと感謝、それと前を向くということ
昨日は、元職場に退職に必要な書類を貰ってきました。
ただ、やっぱり適当な会社だなー。
最後までそう来るか!と思ったこと
1.呼び出しておきながら、全ての書類が揃ってない
退職に伴って、保険証変更の書類や、失業保険に関する書類、離職票諸々を貰うと思うのですが、今回貰ったのは保険証変更の書類だけ。
後のものは今週中に郵送するとのこと。
それなら、保険証変更の書類も一緒に郵送してよって感じ。
それか、全てが揃ってから呼び出してよ。
2.解雇予告通知書通りに行かない
解雇に伴い予告通知書をもらいました。
それには、最後のお給料と、2ヶ月分のお給料を慰労金として〇月〇日までに、指定口座に振り込む、と書いてありました。
社会人一年目のお給料なんて微々たるものだけど、合わせて約3か月分と言ったら、50万近くになる。
それを、おそらくせっかく来たついでだからと、手渡しで寄越す。
え?銀行に振り込んでくれないの?
私の勤めていた会社は、小さな会社ということもあるんですが、お給料が手渡しでした。
月末に奥さんが集計して、手渡すスタイル。
だから間違いもあるし、忙しい時は、お給料日に貰えないという、労基的にアウトなんじゃないの?と思う事もあったり…。
噂では、社員も少ないし、銀行振込の手数料をケチってるとか。
ハンドソープも薄めちゃう人たちだしなー。
あり得るよね。
私の退職金も、手数料が嫌だったのかな。
でも、そんなこんなですが、あとは、諸々の書類が送られてくれば晴れて会社との縁も切れます。
その日は、仕事終わりに、会社の皆さんが送迎会を開いてくれました。
もちろん私を忌み嫌ってた経営者ファミリー抜きで。
正直、解雇だし、情けないから放っておいて欲しかったけど、こんなダメ女の為にわざわざ開いてくれるという優しさを無下にすることは出来ないので行ってきましたが、本当に皆さんには感謝しかないです。
会えて良かった、寂しい、幸せになってね、何も出来ずにごめんね、一緒に働けて良かったよ、
話の節々に沢山のこんな素敵な言葉を頂きました。
そんなこと、言って貰える人間では無かったのに。
いつも通り、会社の悪口で盛り上がり、思いで話に盛り上がり、ちょっとした下ネタや、世間話に話が進み…。
この会社で働いてた時間は、私にとって苦痛以外の何物でも無かった。
日に日に当たりが強くなる経営者ファミリー。
何をやっても貶されて、分からない事も聞けない。文句を言う以外は私の事は見えない様で、「おはようございます」「お疲れさま」の挨拶すら無視される。
挙げ句に数ヵ月の出向と、それが終わるに伴っての解雇。
働く為に生きてるのか
生きるために働くのかわからなくなって。
涙が止まらなくなって、ネガティブになって。
自分でも分かる位におかしくなって。
でも、薬を飲みながらしがみついて。
私にはこれしかない。
新卒一年未満でやめたら、職歴に傷が付くと。
怖くてたまらないのに、毎日会社に通って。
そんな毎日でした。
でも、そのなかで、社員のおじさんと笑い話で盛り上がったり、ファミリー抜きの飲み会でストレスを発散したり、私の体調をいつもみんな気遣ってくれたり。
確かに素敵な出会いと思いでもあったんですよね。
全てが悪夢ではなかった。
最後に可愛いブリザードフラワーとお菓子の詰め合わせを貰って、おじさん達の涙に見送られて<卒業>してきました。
おばさんが、「解雇ではなくて、<卒業>だよ。これから幸せに生きるために」
そういって励ましてくれました。
こんなに素晴らしい人たちに会えた事が、この1年間の数少ない貴重な良き思いでです。
その思いでと、ブリザードフラワーを持って、前を向いて頑張らなくちゃ。